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コラム

ありがとう、さようなら

2013.02.25

前回のエッセイでは記念日には残るものがほしいと書きましたが
片方では、その中でも捨てなきゃいけないものもあるんだなあと思うこの頃なのです。

ありがとう、さようならそれは、残しておくべきじゃないから捨てると言う意味合いです。

思い出の品も残しすぎるとそれがいずれ負担になることもあり
捨てることによって前に進めることもあるんだなってなんだか思ってしまったんですよね。

例えば、それが物ではなくて記憶だったとします。
今までの全ての記憶が脳の中に保存されていったとしたら、多分いつかパンクしてしまいますよね。
そしてきっと、だんだん記憶が保存できなくなってしまうと思います。

人間の脳ってうまいこと出来てるんです。
基本的には残さなきゃいけない記憶だけ残ってくれてるんですよね。
でも人間には心もあるから忘れてはダメだと思っていたことを忘れていたときには
なんだか虚しく寂しくなって落ち込んでしまう…
でもそれって実は忘れていいことだったのかもって、つい最近の私は思うのです。
前に進むためには忘れた方が良かったことなのかもって、つまりそういう話です。

私は初期の頃のオリジナル曲でこう歌っています。
♪忘れたいコトの方が実は忘れられなくって…

でも今考えると、それは忘れてはダメなことだったから忘れられなかったんだと思えます。
結局は自分がそれを忘れなきゃいけないと思っていただけの話であって、しかし、まだ忘れていいときではなかったんだと思います。

だって今はもう忘れちゃったんですよ。
どうして、その曲を作ったときはあんなに辛かったのか、悲しかったのか…
なんでそんな歌詞になってしまったのか…頑張って思い出さなきゃ思い出せないのです。

そして、それに気づいたときはすごく複雑でした、この心は。
忘れたいと思っていたコトをいざ忘れてしまったら今度は心が寂しいのです。
でもそれが生きていくってことなのかなって思うしかないのです。

ところで私は今、京都の実家にいて、自分の荷物や祖父母の荷物の整理をしているのです。
そんな中で色んな思い出を過らせながら、これは捨てる、これは捨てないの判断を繰り返しています。
懐かしいものが沢山出てきました。忘れてたことをいくつか思い出しました。
残しておきたいけど残しておかない方がいいものを捨てるときは少しだけ寂しいけど
捨てることで前に進めるのなら出来るだけ、この心には残しておこうと自分に言い聞かせながら捨てると言う作業をしているのです。

ついさっき、この手でゴミ袋に捨てたものたちに私は縛られていたのかもしれないとさえ思えてきました。
ありがとう、さようなら、ありがとう、さようならと心の中で繰り返しています。
聞こえないかもしれないけど、ひたすらに繰り返し続けています。

 


カナリア響子【ライター】カナリヤ響子
2003年7月よりwebをメインに活動するインディーズアーティスト、シンガーソングライター。
オリジナル、カバー、コラボ、ユニットソングなど
itunesStore、AmazonMp3等にて配信中。

カナリヤ響子オフィシャルサイト