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コラム

原宿の歩道橋では泣きそうになってしまうんだ

2013.01.07

皆様、新年明けましておめでとうございます。

あ、新年早々に突然ではございますが、私、歩道橋が昔から好きなのです。
大晦日の紅白歌合戦でPRINCESS PRINCESSが歌っているのを観ている時にそのことをふと思い出しました。

原宿の歩道橋では泣きそうになってしまうんだそうですね、歩道橋といってもなるべく都会の歩道橋がいいのです。
歩道橋の上から街を見下ろしているとなぜだか自由になれた気がするのです。
それはつまり、鳥になったような感覚に似ているのかもしれません。
ところで、原宿に歩道橋があるじゃないですか。原宿駅を出たら右の方に神宮橋という交差点がありますね。
そこにあるあの大きな歩道橋です。

あの歩道橋の上から、代々木公園に向かって立つとなんだか懐かしい気分になるのですよ。
そこでひとつ思い出すのが”ホコ天”のこと。その”ホコ天”を初めて知った時、私は多分、中学生でした。
原宿の駅を出ると右の方からバンドが演奏してる音なのか、言い方が悪いかもしれませんが、わりと騒音に近い音が聴こえて来たのです。

原宿の歩道橋では泣きそうになってしまうんだ私はそのとき、歌のコンテストかなにかで東京に来ていたのです。ステージが終わって次の日は一日オフだったので
案内されるままに東京を観光しました。原宿に向かう前には高級な和食のお店で昼食をとりました。
高級な和食のお店では、お箸もついでに高級すぎて、普段から高級に慣れていない私は食べ物を挟むのに大変苦労していました。
そのお箸に全神経が集中していたからか、私にずっと付き添ってくれてた親戚のおばさんと観光案内をしてくれてたおじさんの会話にも耳を傾ける余裕がありませんでした。
いったい何をあんなに熱心に話していたのでしょうか。今でも気になるところです。

さて、話を戻してみます。

その”ホコ天”と言われる一帯では路上にて沢山のバンドがライブをそれぞれにやっていたのです。
バンドの隣には違うバンドが、そのまた隣には違うバンドがライブライブライブ、バンドバンドバンドバンド…でずっと連なっていたのです。

なんだか不思議な光景でした。この人たちは何をやっているのか私にはしばらく理解することが出来ませんでした。
この”ホコ天”からデビューしたバンドも居ると聞いて、すごく驚いたのを覚えています。

そして、ここではみんなオリジナル曲を歌っていると言う…
自分たちが作った歌を聴いてもらいたくて、ここでライブをしていると言う…
耳に入ってくる説明がどれもこれも不可解にグルグル回り続けていました。

そういえば、私にはオリジナル曲なんてないな。別に聴いてもらいたい歌もない。
わざわざこんなとこに集まってまで歌いたいなんて思ったことないや。
その前に恥ずかしいな、ひどく恥ずかしいな、私には無理だな無理だな無理だなと思った頃には
もう原宿の駅前に戻っていました。どうやら1周して戻ってきたようなのです。

そして目の前の信号が青信号になった瞬間、大勢の人に流されるかのよう横断歩道を渡りました。
すると、そこには行列が出来ているクレープ屋さんがありました。
斜め上の方から原宿ではクレープが有名という説明がかすかに聞こえてきました。

ということで、私はクレープを食べることになったのです。
甘い甘いクレープを口にほおばると、その甘さのせいなのか、さっき”ホコ天”で抱いた沢山の疑問のことなどもう忘れていました。

しかし今、冷静に考えてみると、その不可解から生まれた疑問たちはもっと口に出してみても良かったのかもしれませんね。
そしたら未来はどうなっていたのかなと、時々ですが考えてしまうことがあります。
それは後悔という念からではなく、なんというか運命って面白いなって最近よく思うのです。

だって私はクレープの甘さでさっきまでの疑問のことなど忘れていたとサラッと書きましたけど多分それは違うんですよね。
忘れてなんかないのです、私なりのやり方で消しただけなのです。

原宿の歩道橋では泣きそうになってしまうんだそんなこんなで人や車が沢山交差する神宮橋の歩道橋から街を見下ろしていると色んなことを考えてしまうのです。
そして時々、涙が出そうになる。その涙はどんな涙なのか、残念ながら今の私にはまだ説明することができません。
それがちょっと、正直なとこ悔しいんですよね。

ところで、旧年中は本当にお世話になりました。本年もどうぞカナリヤ響子をよろしくお願いします。

 

 


カナリア響子【ライター】カナリヤ響子
2003年7月よりwebをメインに活動するインディーズアーティスト、シンガーソングライター。
オリジナル、カバー、コラボ、ユニットソングなど
itunesStore、AmazonMp3等にて配信中。

カナリヤ響子オフィシャルサイト